社員紹介 ~コネクタ製造部~
Q 現在の仕事内容について教えてください。
主に、製品を生産するための治工具の製作と、試作品加工です。
治工具は、大きく分けて、製品の組立・検査に使う治工具と、加工に使う治工具があります。
組立・検査作業の治工具は、組立者が無理なく組立作業ができるよう補助し、製品不良があった場合それを確実に見つけるようにするものです。
この治工具を使うことで、組立者は生産効率を上げ、製品品質を向上させることができます。
加工治工具は、生産技術課では他部署から依頼を受けて加工機で治工具加工をするのですが、その加工の際に使用します。通常の加工では困難だった加工が可能になり、加工の幅も広がります。
試作品加工は、技術部からの依頼が主です。技術部がお客様にお見せする試作品や、性能検証用の試作品を製作します。
Q あなたが働くうえで大事にしていることを教えてください。
大事なことは色々あると思いますが、他部署とのかかわりが多い部署なので、仕事を円滑に進めるためにもコミュニケーションが大事だと思っています。
例えば組立治工具を作る場合、その治工具を使う「お客様」は社内です。自分の経験や考えだけを押し付ければ、相手にとっては使いにくいものになりかねません。そうならないために、事前によく話をし、製作者である自分の考えと、お客様である相手の考えを組み込んで、一番良い治工具を作るために、コミュニケーションは大事だと思っています。
Q あなたの仕事は、社内やお客様になぜ必要とされているのですか?
製品を生産するうえで困っていること、やりづらい作業などを改善することで、作業環境が良くなり、生産効率が向上するためと考えています。
Q どんなときに「楽しい」または「やりがいがある」と感じますか?
同じ部品を加工する量産加工とは異なり、毎回加工するものが違う治具、試作品加工なので、考えることは多いと思いますが、その分、自分の考えが顕著に形として表れるので、難しいと思う反面、やりがいを感じます。
Q どんなときに「大変だ」「難しい」と感じますか?
また「頑張ってよかった」と思えるのはどんなときですか?
他部署とのやりとりも多く、そのなかで依頼者とのやりとりや設計・加工において、自分で培ってきた知識や技術を活用し取り組んでいくことに、難しさや大変さを感じます。
ですが、依頼者の意見を踏まえ、設計・加工・導入し、依頼者である組立作業者から、使いやすいなど、良い反応をいただけたときに、頑張ってよかったと感じます。
Q 今までの仕事のなかで、一番印象に残っていることを教えてください。
一番をあげるのは難しいですが、設計から自分で立ち上げ、加工・組立・導入を経て治工具装置として完成させたときの達成感は今でも忘れられないです。
Q これからどんな自分になりたいですか?
今の自分に満足せず、ひとつひとつの業務をこなしながらも、加工技術や知識の向上を忘れずに、よりよい治工具・試作品加工ができるように精進していきたいと思っています。