Q 現在の仕事内容について教えてください。
コネクタ部品の受け入れ検査です。
お客様が安心して製品を使用できるように、弊社に納品される部品が要求される品質を満たしているか確認します。寸法・構造・外観の検査、検査成績書や材料証明書のチェック、部品の計量等を行い、部品を次工程へ渡します。
その他に、他部署や協力会社にて、品質に関する打ち合わせや現場確認、監査、品質教育等を行ったり、動画による取り扱い、マニュアル等の手順書の作成を行っています。
Q 入社してから受けた教育は?
まず入社後の新人教育では、製造方法、コネクタ製品と材料、図面や要領書の見方、測定器使用方法などを学びました。
品質保証部配属後は、再度心構えや製造業用語、コネクタ製品について、図面や要領書の見方、測定技術のほか、ワード・エクセル・簿記などのオンライン講座も受講しました。
そののち仕事をしていく中で、上司や先輩から検査方法や各部品の検査時のポイント、部品合否判定基準、不具合事例などを学びました。日々周囲の方々から学び、できることを増やしています。
その他に、定期的に協力会社への訪問や外部研修、社内勉強会もあります。協力会社への訪問では、実際の製造工程を見せていただけることがあります。その際は作業者の方が、不具合が出ないように、何に注意して作業しているかなどを確認しています。検査時のポイントに活かせるよう見学だけではなく学びの場になるように意識しています。
Q あなたが働くうえで大事にしていることを教えてください。
不具合品を見逃さないこと、日々の仕事内容をメモして仕事に活かしていくこと、報連相、コミュニケーションです。
部品保証では自分が検査した部品への責任意識を持つことが重要です。部品検査では不具合品の見逃しが一番怖いので、検査ポイントを意識して集中して検査を行うこと、違和感に気付くことを大切にし、次工程やお客様からの信頼を失わないよう注意して取り組んでいます。
また、自分が分かりやすいように手順やポイントを残しておけば、再度教わることなく前回の作業と同様の質で、自分一人で仕事ができるようになります。部品の違和感や異常への気づきをメモに残すことで不具合の発見や調査、見逃し防止に役立ち、未来の自分を助けることができます。不具合や検査時のポイントなど情報は日々増えていくため、常にメモを取り仕事に活かせるようにしています。
自分はまだ経験が浅いので情報共有や理解を深めるために沢山質問や相談をして頼るようにしています。不具合発生時や打ち合わせで部内だけでなく他部署や外部の協力も必要になるので、日ごろから情報共有を心掛け相談しやすい雰囲気でいたいと思っています。
Q 今まで一番「自分は頑張ったな」と感じたのは?
コネクタ関連の知識が全くない0からのスタートだったので、仕事を早く覚えて検査の精度や製品品質の向上を図るために、まず覚えることを頑張りました。
検査方法や工程など覚えることは多いですが、コネクタについて幅広い角度から知ることができたり、扱える機器やできる仕事が増えたり、一人でできなかったことができたりすると嬉しいです。
Q どんなときに「大変だ」「難しい」と感じますか?
また「頑張ってよかった」と思えるのはどんなときですか?
不良発見時や、合否判定が難しい部品の検査時、判断力や確認力が問われる際に仕事が大変だと感じます。
外観や寸法の合否判定が難しい時があり、他部署への相談や協力会社への確認等が必要になり、合否判定に時間がかかってしまう事があります。特に全数検査では、同じ部品を見続け外観判定等を行うので集中力を保つのが辛い時があります。
迷ったときには上司や先輩に相談・確認をしています。不具合品を流してしまうとコストや迷惑が掛かるだけでなく製品の安全性や会社の信用に関わるので、些細な点も見逃さず集中して取り組もうと意識して仕事に取り組んでいます。
不具合品を見つけたときは止めることができてよかったと思い安心します。覚えることも多いので様々な壁に当たると落ち込みますが、気持ちを切り替え、メモにまとめてその経験を次に活かせるよう努力することを心がけています。
Q これからどんな自分になりたいですか?
経験を積んで業務の幅を広げ、一人でできる検査や扱える機器を増やして指導できるレベルになりたいです。また、調査や打ち合わせを自分の力で問題なく進められるようになりたいと考えています。