お客様よりいただく、弊社製品と関連した用語をまとめておりますので、ご参考にしてください。
ケーブルが付く差し込まれる側のコネクタで、ケーブルの延長用途で使用されます。オスコンタクト、メスコンタクトの設定があります。
EAR規制は、アメリカ合衆国商務省が管理する輸出管理規制で、特定の製品、技術、ソフトウェアを米国から輸出する際の条件を定めています。
特にデュアルユース(民間と軍事の両方で使用可能)製品が対象で、対象物は商務管理リスト(CCL)に分類されています。
EARに違反すると、罰金や輸出権の剥奪などの厳しい処罰が科されるため、対象物の輸出・再輸出には適切な管理が求められます。
ピンを固定する絶縁物です。多くはプラスチック製です。
L座は、コネクタの設置向きを変える用途のブラケットで、スペースの限られた場所での配線や接続に利用されます。
この形状により、ケーブルや機器を垂直や水平方向に効率よく配置でき、狭いスペースでも配線が可能になります。
L座は、ラック内や狭い筐体内などの制限のある設置環境に適しており、ケーブルの取り回しや機器のレイアウトに柔軟性をもたらします。
AWGは、アメリカで広く使用される電線の太さ(直径)を表す規格で、数値が小さいほど線径が太くなり、大きいほど細くなります。
たとえば、AWG12はAWG20よりも太く、より多くの電流を流すことが可能です。
AWGは主に電気・電子分野で使用され、太さによって許容電流や電気抵抗が異なるため、機器の電力供給や信号の品質に関わる重要な基準です。
MIL規格は、アメリカ国防総省が策定した軍用機器の規格で、過酷な環境や厳しい条件での使用に耐えるための品質基準を示します。
耐久性、耐衝撃性、耐温度性、防水性などが求められ、民間の産業機器でも信頼性を重視する分野で採用されています。
MIL規格に適合した製品は、特に信頼性が重要な航空宇宙、医療、防衛産業での使用に適しています。
MSコネクタは、アメリカ軍規格(MIL規格)に基づいて設計された丸形コネクタで、堅牢性と信頼性に優れています。
「MS」は「Military Standard」を指し、厳しい環境でも安定した接続を保てるように作られています。
一般に耐久性、防水・防塵性に優れ、軍事用途だけでなく、工業用機器や航空宇宙分野、医療機器でも利用されています。
HSコードは、国際貿易における商品分類の標準コードで、世界税関機構(WCO)が定めた国際共通の6桁のコード体系です。
このコードにより、貿易対象品目が明確に分類され、輸出入関税の適用や貿易統計の管理が円滑に行われます。
国ごとに8桁や10桁に細分化される場合もあり、輸出入申告や税率の計算などに使用されます。
コネクタの「オス」と「メス」は、接続部の形状を表す用語です。
オス(Male)はピンや棒状の突起部分を持ち、メス(Female)はそれを受け入れるソケットや穴の部分を持ちます。
この組み合わせにより、正確で確実な接続が可能になります。
電源や信号の流れを方向づける役割があるため、電気・電子機器のほか、ネットワーク機器や産業機器でも一般的に使用されています。
オスメスの配置によって、誤接続防止や安全性も確保されます。
角型コネクタは、四角い形状の接続器具で、主に電子機器や産業機器で使用されます。
多ピン構造が多く、データ伝送や電源供給、信号接続に適しており、幅広いアプリケーションに対応します。
角型の形状により、限られたスペースに効率よく配置できるため、制御盤や機器内部の接続にも適しています。
また、ロック機構を備えた製品も多く、振動などによる抜けを防ぐ構造が特徴です。
許容温度範囲および使用温度範囲は、機器や部品が正常に動作し、性能を維持できる温度の範囲を指します。
許容温度範囲はコネクタ自体が許容できる温度範囲で、使用温度範囲はコネクタの周囲環境における温度範囲です。
これらの範囲を守る事で、機器の寿命や性能が保たれ、安全に使用することが可能です。
金めっきコンタクトは、接触部分に金のメッキが施されたコネクタの接点で、高い導電性と耐腐食性が特徴です。
金は酸化しにくく、接触抵抗が低いため、信号の伝達品質が求められる電子機器や精密機器に適しています。
また、耐久性にも優れており、繰り返しの抜き差しによる劣化が少ないため、安定した接続が期待できます。
当社オリジナルの用語です。プラグ形状にはオス(ピンコンタクト)が組み込まれ、結合相手にはメス(ソケットコンタクト)が組み込まれたコネクタで、主に電源を取り出す際に使用するコネクタ形状のことをいいます。
管用平行ねじは、配管や接続部品に用いられるねじで、ねじ山が平行になっているため、接続後の密閉性が求められる用途に使用されます。
一般的には、シールテープやOリングなどで気密性を高めて使用します。
JIS規格にも準拠しており、水道管やガス管などの工業配管、空圧・油圧機器での接続に適しています。
Kタイプ(クランプ強化タイプ)は、ケーブルをしっかりと固定できるようにクランプ機構が強化されたコネクタタイプです。
特に機器や配線の振動や引っ張りに対して高い保持力が求められる場合に適しています。
クランプ強化により、ケーブルが抜けにくくなり、安定した接続が確保されるため、工業用機器や移動が多い設備での使用に適しています。
原産国証明は、輸出入される製品がどの国で生産されたかを証明する書類で、貿易手続きや関税の適用、輸入規制などに使用されます。
特定の国と結んだ自由貿易協定(FTA)に基づく関税優遇を受ける場合など、原産国が明確に示される必要があるため、輸出者が発行し、通関手続き時に提出します。
当社オリジナルの性能で連続使用可能な値。メーカー保証値。
コンパチとは「互換性がある」という意味で、異なるメーカーやモデル間で部品や機器を相互に使用できることを指します。
たとえば、コンパチコネクタは、他社製の同規格コネクタと互換性を持ち、容易に交換や接続が可能です。
互換性があることで、ユーザーは特定メーカーに依存せずに部品や装置を組み合わせて使用できるため、コスト削減や効率性向上のメリットがあります。
オス形状、メス形状があり、コネクタ内で電気を導通させる導体部品(接点)の事をいいます。
CSA規格は、カナダの規格認証機関である「Canadian Standards Association(CSA)」が制定する安全規格です。
CSA規格は、カナダ国内で使用される電気機器や機械、その他の製品の安全性や性能を保証するもので、特に電気的な安全性に関する基準として広く用いられています。
CSAマークが付与された製品は、CSAが定める基準に適合し、安全性と性能が認証されていることを示しています。
この規格の適合性は、北米市場において信頼性の証としても重要であり、アメリカや他の国々でもCSA認証が安全基準として認識されることが多くあります。
CSA規格は、UL規格と並んで、国際市場での安全認証としての役割も果たしています。
CCC規格は、中国の強制製品認証制度で、中国市場で流通する製品に対して品質・安全性の基準を満たすことを義務付けた制度です。
電気機器、自動車部品、玩具などさまざまな製品が対象で、CCCマークのない製品は中国国内での販売が禁止されています。
製品がCCC認証を取得すると、規定の安全基準や品質管理に合格していることが示され、中国市場における信頼性と安全性が保証されます。
C E マーキングは完成した製品やデバイスに適用され、欧州の安全規格に適合していることを示します。
この C E マーキングは電気機械的部品であるコネクタには適用されません。
当社では、レセプタクルのパネル挿入部分の外径(Φ [mm])をシェルサイズとして表しています。
JIS規格は、日本工業標準調査会が制定する日本の産業規格で、製品の品質や性能、安全性を確保するための基準です。
電気・電子機器、機械部品、材料、測定方法など多岐にわたり、日本国内での製造・流通において広く使用されています。
JIS規格に適合した製品は信頼性が高く、取引や業界内での共通基準としても重宝されます。
接触抵抗は、コネクタやスイッチなどで接点が接触する部分に生じる電気抵抗のことです。
この抵抗値が低いほど、電流の流れが良くなり、発熱や電力損失が抑えられます。
接触抵抗が高くなると、接触不良や発熱の原因となるため、接触面の材質や表面処理によって最適化されることが多いです。
当社オリジナルの用語です。プラグ形状にはメス(ソケットコンタクト)が組み込まれ、結合相手にはオス(ピンコンタクト)が組み込まれたコネクタで、主に機器の電気供給に使用するコネクタ形状のことをいいます。
絶縁抵抗は、電気機器や部品の絶縁材がどれだけ電流を通しにくいかを示す値で、抵抗値が高いほど絶縁性能が優れていることを意味します。
通常、メガオーム(MΩ)単位で表され、絶縁抵抗が高いことで、漏電や短絡のリスクが低減されます。
安全性と信頼性の観点から、定期的に絶縁抵抗を確認することが推奨されます。
耐電圧とは、電気機器や部品が破損せずに耐えられる最大の電圧値を指します。
定格電圧よりも高い電圧に耐えられる設計で、耐電圧試験により確認されます。
この値は、絶縁材の性能や設計によって異なり、耐電圧が高いほど、電気的な安全性や耐久性が向上します。
テュフ ラインランドはドイツに本部を置く企業でドイツをはじめヨーロッパ諸国、グローバルに通用する製品の安全試験・認証を提供している第三者認証機関です。
テュフ ラインランドの認証マークを取得することで、品質、安全、国際基準を満たしていることを示しています。
テュフ認証とは、機械・電子機器や医療製品などあらゆる製品に対して、安全性や機能の有効性が認められたことを認証するものです。
テュフ認証マークを取得することで、グローバルに通用する製品の安全性と品質を証明します。
各技術基準や規格によって定められた値のことをいいます。
電線導体断面積は、電線内の導体部分の断面積を指し、電流の流れやすさや電力供給能力に影響します。
断面積が大きいほど電流容量が増し、電気抵抗が低くなるため、電力の損失が減少します。
通常、平方ミリメートル(㎟)で表記され、適切な断面積を選ぶことで、安全性と効率的な電力供給が確保されます。
同軸コネクタは、同軸ケーブルに使用される接続器具で、信号の損失やノイズを最小限に抑えながら、高周波信号の伝送を可能にする設計が特徴です。
内部の信号線と外部のシールド層を保持し、主に通信機器、テレビ、無線通信システムで使われます。BNC、SMA、Nタイプなどの種類があり、それぞれ異なる周波数帯や用途に適しています。
同軸コネクタは、信号品質の維持と高い耐久性が求められる場面で重宝されています。
PSEとは、「電気用品安全法(Product Safety Electrical Appliance and Material)」に基づく規制のことで、日本国内で電気用品を製造・販売する際に安全基準への適合が義務付けられた制度です。
PSEマークが付与された製品は、法的に定められた安全性基準に適合していることが示されます。
対象製品には、特定電気用品とその他の電気用品があり、特定電気用品にはより厳しい基準が適用されます。
この制度により、消費者が安全に電気製品を使用できることを確保しています。
アダプタが固定できる様にフランジが付いたコネクタのことをいいます。
レセプタクルの結線部を保護できる形状で「オスコンタクト・メスコンタクト」の設定があります。
ケーブルが付く差し込む側のコネクタのことをいいます。
「オスコンタクト・メスコンタクト」の設定があります。
保護等級とは、電気機器が外部からの固形物や水分の侵入に対してどの程度保護されているかを示す規格です。
一般的には「IP〇〇」という形で表示され、最初の数字が固形物(ほこりなど)に対する保護レベル、2番目の数字が水に対する保護レベルを表します。
例えば、「IP67」は完全に防塵で、一時的な水没にも耐えられる防水性能を持つことを意味します。
防爆コネクタは、爆発性ガスや粉塵が存在する危険な環境で安全に使用できるよう設計されたコネクタです。
特定の防爆規格に基づき、火花や高温を発生させない構造で作られており、石油化学プラント、製油所、鉱山、粉体工場などで使用されます。
防爆コネクタは、事故のリスクを低減し、安全性の確保を目的としており、通常のコネクタに比べて耐久性や耐環境性が強化されています。
防爆等級は、爆発の危険がある環境で使用する機器の安全性を評価する基準で、機器がどの程度の防爆性能を持っているかを示します。
防爆等級は国際規格(IEC、ATEXなど)に基づいて分類され、爆発性ガスの種類や引火性、機器の設置場所(ゾーン)などに応じて細かく規定されています。
等級が高いほど、危険な環境でも安全に使用できることを意味し、石油・ガス産業や化学工場などで安全対策として重要視されます。
丸形コネクタは、円形の外形を持つ接続器具で、堅牢性と耐久性に優れ、主に工業機器、ロボット、自動車、航空宇宙分野などの高信頼性が求められる用途で使用されます。
構造的に防水・防塵性能を備えたものも多く、過酷な環境下での使用に適しています。
ピンの数や配置は製品によって異なり、電源供給やデータ通信、信号伝達など多様な機能に対応します。
メタルコネクタ、または「メタコン」は、金属製の外装を持つ接続器具で、耐久性や堅牢性が必要な環境で使用されます。
金属製のシェルにより、衝撃や振動に強く、また外部からの電磁波干渉(EMI)を防ぐシールド機能を備えているため、産業機器や軍用装備、通信設備など、信頼性が求められる場面で利用されます。
防水・防塵仕様の製品もあり、屋外や過酷な環境下での使用に適しています。
UL規格とは、アメリカの第三者安全科学機関である「Underwriters Laboratories(UL)」によって策定された安全規格です。
ULは、電気・電子機器をはじめとする製品の安全性を確保するために設けられた規格や認証プログラムを提供しており、アメリカ国内だけでなく国際的にも広く採用されています。
ULマークが付いた製品は、ULの厳しい試験をクリアしたことを示しており、製品が火災、感電、機械的な危険から安全であると認められたことを証明します。
UL規格には、製品の種類に応じてさまざまな規格があり、UL認証を取得することで、アメリカ市場への製品販売や輸出が容易になります。
また、日本でも一部の企業が安全基準としてUL規格を採用することがあります。
REACH規制は、EUが制定した化学物質の管理制度で、化学物質の登録、評価、認可、制限を通じて人の健康と環境保護を目指しています。
製品に含まれる物質が「高懸念物質(SVHC)」に該当する場合、情報開示義務が生じ、特定条件下での使用が制限されます。
メーカーや輸入業者は、REACH規制の要求に応じて、物質の安全性に関するデータをEUの化学物質庁(ECHA)に提供する必要があります。
壁面などに固定する差し込まれる側のコネクタのことをいいます。
「オスコンタクト・メスコンタクト」の設定があります。
RoHS指令は、EUが制定した環境規制で、電気・電子機器に含まれる特定の有害物質の使用を制限するものです。対象となる物質には、鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、特定のフタル酸エステルなどが含まれ、これらの物質を規定量以上含む製品はEU市場で販売が禁止されます。
RoHS指令は環境保護と人の健康リスク低減を目的としており、日本を含む多くの国で同様の基準が採用されています。