Q どんなときに「楽しい」または「やりがいがある」と感じますか?
自分の頭の中で描いたモノが実際に作られたときが一番楽しいと感じます。
もちろん物理的に加工が困難な場合や、コスト等との兼ね合いで最初に想像したものと多少違ってくる場合もありますが、紆余曲折を経て完成した製品をお客様に使って頂いているときは、やりがいを感じます。
今では社内に3Dプリンタも導入され、ちょっとした試作部品や客先提出用の形状サンプルは1日で作れるようになっています。
Q どんなときに「大変だ」「難しい」と感じますか?
また「頑張ってよかった」と思えるのはどんなときですか?
試作品の性能評価試験で想定した結果が出てこなかったときが大変です。 想定した通りの結果が得られないことは珍しくなく、不具合が出た際はエラー箇所の特定から行う必要があります。
原因によっては同じ試験を10回以上も繰り返すことになり、発案したいくつもの解決策が全てうまくいかなかった時は案件自体が無くなる可能性もあります。
試作評価へのアプローチがうまくいかなくても、諦めずに根気よく解決策を模索し続けて何とか満足できる結果まで漕ぎつけたときは「頑張ってよかった」と感じます。
Q 今までの仕事のなかで、一番印象に残っていることを教えてください。
ある製品に使われているゴム部品の改良業務が一番印象に残っています。
ゴム業者との綿密な打ち合わせを重ね、従来品との比較試験のスケジュール調整や、時には試験方法の立案から行い、1年以上の歳月をかけて採用に至りました。
この案件は当時の自分にとって非常に勉強になり、その後の別案件にも役立っています。
Q これからどんな自分になりたいですか?
長い道のりになりますが、数十年後でもお客様から注文が頂けるような製品を開発できる設計者を目指しています。